愛美会の働き方改革 WORK-STYLE-REFORM
高齢化社会のピークが迫る今、介護現場における労働環境の改善は急務といわれています。ハードな印象のある介護のイメージを改善し、介護に携わる方々がより自分らしく働けるように愛美会では、ICT活用を中心とした働き方改革を展開。業務効率化を図り、介護に携わる方々の負担を軽減するための取り組みに積極的に力を入れています。
iPhoneを導入による働き方改革
いかに素早く情報を収集し、場所や時間に縛られずに働くか。その実現にはスマートフォンの活用が不可欠です。介護の現場にいながら利用者の情報をリアルタイムでやりとりし、医療・福祉と介護が連携。これまでにない情報共有の形を実現し、現場の業務効率化を図ります。現在、介護職スタッフに対してiPhoneの支給を進めています。
Webexを活用した効率のよい施設間コミュニケーション
石川ヘルスケアグループのHITO病院、健康会との連携を図る業務用SNS「Webex」を導入。組織ごとにグループを作成し、1対多のコミュニケーションや情報共有を実現しました。自分のタイミングで確認・返信できるので、不急の電話連絡で業務が中断されるというストレスも軽減。チャット形式で操作も易しく、ファイルや画像、映像の貼り付けも可能です。
ZOOMを活用した会議時間の短縮
コロナ禍の影響も相まってZOOMを活用した遠隔会議が増えていますが、これは効率的な働き方を可能にします。普段勤務している職場からパソコンやiPhoneで会議に参加できるので移動する時間が短縮でき、その分現場での仕事を進めることができます。また遠隔でコミュニケーションを図れるので、チーム介護の活性化にも繋がります。
見守りシステム導入による介護職の負担軽減
介護職の夜間の負担軽減を図るため、見守りシステムを導入しています。ベッドの下に敷いたセンサーが荷重などの変化を捉え、離床や脈拍・呼吸数などを発信。そのデータがリアルタイムでiPhoneに送られます。睡眠状態を把握することによっておむつ交換のタイミングをより的確に、利用者の生活リズムの改善や健康管理にも役立つシステムです。
おむつプロジェクトによる夜間業務の負担軽減
ユニ・チャーム株式会社と特別養護老人ホーム樋谷荘が共同で実施したオムツ運用改善プロジェクト。それまで21時と深夜3時に行っていた夜間のオムツ交換を23時のみに変更したことで、利用者の夜間の良眠に加え、夜間のコール対応や記録、朝の離床介助もゆとりを持った対応ができるように。結果、排泄マニュアルが完成し、介護の統一化が進みました。
介護助手の積極的活用による介護職の負担軽減
介護現場の人材不足の解消と、介護職の専門職化を進めるため、介護助手を積極的に募集しています。介護助手とは、介護施設で食事の配膳やシーツ交換・清掃など、介護の周辺業務を行う仕事。地域の元気な高齢者の方や子育て世代の方、介護に興味のある学生など、愛美会ではすでに10名以上の方が自身のライフスタイルに合った勤務形態で就業しています。
ノー残業DAYの導入
職員のオフの充実を図るため、毎週水曜は全施設ノー残業DAYを導入。日勤も夜勤も、勤務時間帯に関わらず、その日は残業をせず基本的には定時で仕事を終えることを全施設の職員に呼びかけています。ワーク・ライフ・バランスのとれた働き方で、ご自身の人生をより豊かなものにしていただきたい。それが愛美会の願いです。